【練習記録】2026年9月:身体のサインに耳を澄ませ、「引き算」と「実験」を重ねる1ヶ月
秋の気配が少しずつ混じり始める9月。今月は、夏から続く身体の重さやスタミナ不足と正面から向き合い、「力で押し通す練習」から「身体の声を聞き、引く(手放す)練習」へと大きく梶を切った1ヶ月となりました。
1. 身体の失速と、拭えない重さ
7月・8月から感じていた身体の異変は、9月に入っても続いていました。
- エネルギーの枯渇: ジャンプバックで身体を持ち上げることができず、ラグヴァジュラーサナやカポターサナでは足の力が抜けて床に落ちてしまうようなもどかしさがありました。
- 乱れるリズム: 夜の寝苦しさから睡眠の質が落ち、夜間のドカ食いと罪悪感に苛まれる日も。スマートウォッチのデータにも、安静時心拍の上昇や心拍変動の悪化がはっきりと現れていました。
- 葛藤: 「自分の気持ちが弱いだけなのか」「体力が落ちているのか」と、自分を責めるような思考が頭を巡る日々が続きました。
2. 指導者からの問いかけ——「何を減らすか(引き算)」
行き詰まりを感じる中でいただいた「もっと頑張るのではなく、何をもっと『減らす』必要があるのか?」という問いかけが、私の心に深く響きました。
- 練習量の調整: 「決まったシークエンスを完璧にこなさなければ」という執着を手放し、フルプライマリーを一旦お休みして、ハーフプライマリー+セカンドシリーズの前半までに練習量を減らす決断をしました。
- 「正解」を手放し「実験」にする: 「こうやるのが正しい」と自分を縛るのではなく、「今日はこのアプローチを試したら身体はどう反応するだろう?」という遊び心と実験の精神を持つこと。力を抜くことでしか開かない領域があることを学びました。
3. からだの理由と、救われた安堵感
9月の終わりに受けた血液検査の結果、甲状腺に問題があることが判明しました。
- 安堵の瞬間: 自分の力が出なかったのには、精神的な弱さではなく、明確な身体の理由があったのだと知り、胸のつかえがすっと下りるのを感じました。
- 自分を責めないこと: 原因が分かったことで、「無理に動かそうとせず、回復を待ちながら心地よく続けていこう」と、自分の身体に優しく寄り添えるようになりました。
4. 原点に返る——太陽礼拝がくれる静寂
どんなに身体が重く、力が入らない朝でも、マットの上に立ち、太陽礼拝で深く呼吸を始めると、驚くほど心がじんわりと整っていきます。
- 生きる目的としての練習: 練習は、誰かと競うためでも、難しいポーズを達成するためのトロフィーでもありません。毎日の頭と心をリフレッシュし、集中力を高め、自分らしく生きるための大切な時間なのだと再確認しました。
- 休むことの勇気: 短い時間でも集中して質の高い呼吸を紡ぐこと。休む日も含めて、今の自分に必要なプロセスを愛おしく受け入れられるようになってきています。
まとめ
9月は、「頑張り続けること」よりも「引くこと」「受け入れること」の難しさと大切さを教わった月でした。
完璧な状態ではなくても、今の等身大の身体でできる精一杯の呼吸を重ねていくこと。原因が分かった今、10月も無理をせず、自分のペースで実験するように、楽しく練習を紡いでいきたいと思います。