陰のアーサナStraddle(ドラゴンフライ-トンボ)

Straddle(ドラゴンフライ-トンボ)

Dragonfly Pose(ドラゴンフライ、トンボのポーズ)は、陰ヨガの中でも特に陰の性質が強いポーズです。このポーズは、バランスを取る必要がなく、筋肉をほとんど使わずに深いストレッチをホールドできるため、最も陰ヨガらしいポーズの一つと言えます。長時間のホールドにより、筋膜や靭帯、関節に働きかけ、体全体の柔軟性を高めるとともに、内面の静けさを感じることができます。

ターゲットエリア

  • 背骨、大腿骨、骨盤、腰椎、股関節
  • 内転筋、ハムストリング

禁忌

  • 坐骨神経痛(前屈は避ける)→壁に向かって足を上げて行う

ポーズのインストラクション

ポーズに入る時

  1. 床に座り、両脚を左右にできるだけ広げて開きます(無理のない範囲で90〜120°)。
  2. 体を前に倒していきます。両手を前方の床に置き、上半身をリラックス。首や肩の力を抜き、頭を自然に垂らしましょう。
  3. 背中を丸めるか、背筋を伸ばしたまま倒れるかは、個々の柔軟性に応じて調整

ポーズから出る時

  1. 手で床をおしてゆっくり上体を起こします。
  2. 手を後ろについて、寄りかかるようにして骨盤をリリースします。足を中央にそろえて、両足パタパタで動きを入れる。

ホールド時間目安

  • 3分〜10分

軽減法・バリエーション

  • 【軽減】膝を曲げて行う(膝のしたにブロックを入れる)
  • 【軽減】ボルスターを斜めに立てて寄りかかるように体を委ねる
  • 【軽減】壁に向かって足を上げて行う(腰が痛い場合)*足が開きすぎる場合はストラップでホールド
  • 【代替】片足づつ、左右に体を倒す。(左右→中央のフローで行う)

カウンターポーズ

  • 座位ツイスト(マングース)
  • ワイパーの動き
  • シンプルツイスト(仰向け)

経絡ターゲット

  • 肝臓・腎臓の経絡(両足の内側)
  • 膀胱の経絡(背中、両足のうしろ)